俺の方が、好きだけど。



二人のやり取りを聞きつつ、不審者はいないかとキョロキョロしてしまう。



かなり気になって仕方ないよ。



「行くぞ、鈴峰」



ボサッとしていると、高野くんに肩をポンと叩かれた。


寧々はすでに歩き出していて、マイペース振りを発揮している。



「腹減ったな〜。寧々ちゃんは何食いたい? 俺がおごっちゃうよ〜!」



「たこ焼きとから揚げとカステラ。それと、かき氷」



「そ、そんなに?」



ビックリして声を出したのは、高野くんではなくわたしだった。


そんなに食べれるの?


いくらおごってくれるといっても、少しは遠慮とかしないのかな。


それに、よくこんな時に食べられるよね。



「ウソに決まってるでしょ。あたし、食欲ないから何もいらない」



驚くわたしに寧々は淡々としている。


どうやら、冗談で言ったみたい。