ふわふわのゆるふわパーマに、いつもの穏やかな笑顔。
整った顔立ちに、甘い雰囲気。
い、いつものキヨ君だ……。
「ぷっ、ビックリしすぎだから。外から見えたから、つい入っちゃった」
照れ臭そうに笑いながら、ちらっと窓の外に目をやるキヨ君。
そっか。
窓際に座ってたから、外から見えたってことだね。
「何してんの?」
「あ、杏子と会ってたの。でも、塾に行っちゃったから」
「ヒマなんだ?」
「う、うん……」
キヨ君を花火大会に誘うことを考えてたなんて言えない。
「キヨ君はどこかに出かけるの?」
「中学の同窓会だよ。早く着き過ぎたから、時間潰そうと思ってブラブラしてたところ」
そ、そっか。
同窓会……か。
なぜか、不意によぎったあの子の顔。
もしかして……来るのかな?



