それから三日。
補習も無事に終わって、これからようやく夏休みを満喫出来るようになった。
夏らしいことは特に何もしていなかったから、奇妙なメンバーで行く明日の花火大会が密かに楽しみだったり。
だけど、わたしはお邪魔かな。
隙を見て途中で抜け出そう。
高野くん寧々を二人っきりにしてあげるんだ。
花火大会の計画を立てるのに不便だからという理由で、補習が始まってから寧々と連絡先を交換していた。
嫌だと言いながらも、寧々もなんだかんだで花火大会は楽しみな様子。
浴衣で来いと言われてしまった。
ストーカー騒動は、どうやら本当に寧々のカン違いだったようであれから誰かにつけられている様子はない模様。



