俺の方が、好きだけど。



すっごい微妙なメンツ。


だけど、二人きりじゃないだけまだマシかも。



「俺の補習は、ひたすらプリントをやるだけだからなー。出来たヤツから帰っていいけど、大量にあるから覚悟しとけよ。まぁ、鈴峰は他の教科があるから帰れないけどな」



先生はイジワルにニコッと微笑んだ。



「お、鬼だ……」



宿題もたくさんあるのに、補習でもたくさんやらなきゃいけないなんて。



「なんとでも言え。出来るまで残ってもらうからな」



「…………」



わたしは肩を落としたまま教室に向かった。


はぁ。


最悪だよ。



ーーガラッ



あっ。



ドアを開けると、すでに来ていたキヨ君と思いっきり目が合った。



「お、おはよう……」



ぎこちなく微笑む。


頬の筋肉が引きつってうまく笑えない。


キヨ君の顔を見ると、なぜだか泣きそうになった。