「鈴峰って、俺の小学生の妹にそっくり。すぐキョドるところとか、チビなところとか」
「しょ、小学生……?」
わたし……そこまで子どもじゃありませんけど。
それにチビって。
確かにそうなんだけどさぁ。
失礼すぎない?
高野くんはわたしと視線を合わせるように、わざわざ体を屈めて顔を覗き込んで来る。
満面の笑みを浮かべる姿は、まるでイタズラッ子のよう。
熱くなった頬の熱が一気にクールダウンした。
「鈴峰もさ、キヨのことでなんかあるんだったらいつでも相談に乗るからな!」
えっ……?
キヨ君のことで相談に乗る?
な、なんで……?
どうしてそうなるの?
「わ、わたし……キヨ君のことはなんとも」