俺の方が、好きだけど。



「俺、花梨ちゃんと友達でいる気はないから」



力強くてまっすぐなキヨ君の瞳が、射抜くようにわたしを捉える。


大きくて茶色い瞳に吸い寄せられて、目が離せない。


明るい茶髪のゆるふわパーマが、風になびいて揺れていた。



「ど、どういう、こと……?」



友達でいる気はないって……なんで?


わたし……キヨ君に嫌われるようなことを何かしちゃったのかな?



今まで心を許せる相手だと思っていたのに、突然そんな風に言われるなんて。


ショックだった。


喉の奥がカーッと熱くなって、胸が締め付けられる。


涙がジワッと浮かんで来た。



「言ったじゃん。俺だって、男だって」



キヨ君はゆっくりわたしの耳元に唇を寄せて囁く。


その声がやけに色っぽくてドキッとした。