俺の方が、好きだけど。



高野くん……大丈夫かな。


さっきも大石さんに会いたかったみたいだし、相当好きってことだよね。


態度見てたら丸わかりだし。



駅の反対側に移動したわたし達は、並んで歩道を歩いていた。


キヨ君の横顔をちらっと盗み見る。


すると、思いっきり目が合った。


ーードキン



「そんなにあいつのことが気になる?」



掴まれた腕にグッと力がこもる。



「えっ……?」



あ、あいつって……高野くんのこと?



「さっきからそんな顔ばっかしてる」



「…………」



そりゃ、気になるよ。


でも、それはーー。



「そんなにあいつがいいの?」



険しく眉を寄せるキヨ君は、冷ややかな目でわたしを見下ろす。