俺の方が、好きだけど。



「うーん。なんだか疲れちゃったから、甘い物が食べたいな。花梨は?」



大石さんが首を傾げながら、わたしに目をやる。


可愛い仕草を見て、コウ君がさらに目を細めた。



「わ、わたしは……別に」



正直、今すぐ帰りたい気分。


どうして良く知りもしない人と、一緒に遊ばなきゃならないんだろう。


大石さんだって、わたしのことが嫌いなはずなのに。



「俺、パフェが美味しい店知ってんだよね。そこ行く?」



「うん、いきたーい! コウ君って色んなお店を知ってるから、遊んでるとすっごい楽しいんだよね〜!」



「寧々ちゃんのために、色々下調べしてんだよ」



「本当? 嬉しい〜!」



大石さんはキャッキャッとはしゃぎながら、コウ君と楽しそうに話している。