俺の方が、好きだけど。



「見た目はかなりビミョーだけど、その分すっごい優しくしてくれるからさ。って言っても、あたしも今日が二回目なんだけどね」



わたしの耳元で、大石さんは続ける。



「いやいや……そう言われても」



っていうか、すっごい失礼じゃない……?


見た目はかなりビミョーって。


優しくしてくれるからって、初対面なのにありえないんだけど。



「鈴峰さんも、少しは男慣れしなきゃ。大丈夫、変なことはして来ない人達だから」



「へ、変なことって……」



当たり前じゃん!


っていうか、大石さんには高野くんがいるのに。


この前の大学生っぽい男の人だって。


他にも色んな人と遊んでたってこと……?


それって、やっぱりどうなの?



「お待たせ〜! ごめんね、遅くなっちゃって」



抵抗はもはや無意味に終わり、わたしはズルズル引っ張られて男子達の前に連れて来られた。