ずっとそばにいる。


~涼太SIDE~

次の日、俺は相澤先生に会いに行った。

涼太「お忙しいところすみません。」

裕翔「いや。今朝サツキが退職届けを出したよ。」

涼太「やっぱり・・・」

裕翔「話は大体聞いてる。かなり精神的に不安定だったんだな。あんなサツキ、初めて見たわ。」

涼太「様子は?」

裕翔「もうなにも感じないっていうか… 美華ちゃんのために生きてきたようなもんだからさ・・・」

涼太「今どこにいるか知っておられますか?」

裕翔「大体見当はついてる。でも一人にさせてやった方がいいと思う。いや、ダメか・・・」

涼太「???」

裕翔「きっとどこかのスポーツジムで走ってると思うよ。」

涼太「ジムですか?」

裕翔「ああ。辛かったり、あまりにも悩むと走りに行くんだ。倒れるまでな。」

涼太「倒れるまで?」

裕翔「一回倒れて意識飛ぶとスッキリした顔してるよ。その度にハラハラするけど・・・ まあ死にはしないから、安心して。」

涼太「俺は今すぐにでも探しにいきたいと思います。でも、彼女にとって俺は恐怖の対象でしかないんです。迷惑なだけかもしれない・・・ 」

裕翔「サツキは君を怖がってるんじゃない。親を怖がってるんだ。親とは違うって分からせてあげればいいんだ。」

涼太「はい…」



俺はスポーツセンターをいろいろ回った。

5件目・・・
涼太「すみません。人探してるんですけど…」

スタッフ「どうぞ!」
スタッフたち「かっこよくない?……逆ナンしよっかな♪……」

何か変なこと言ってる・・・

えっ?あの人サツキちゃん?
涼太「すみません。あの人どれぐらい走ってますか?」

スタッフ「彼女ですかあ?」

涼太「関係ないだろ!!いつから走ってるのか聞いてるんだ!!」

スタッフ「3時間くらい…」

涼太「マジか…すごいな!!ありがとう!」

スタッフ「いえ!!」


あの速さで3時間も走れるのか?