ずっとそばにいる。



~涼太 SIDE~
当直明けなのになぜ働いてる?つまり寝てないってことだろ?
聞いても関係ないと言うだけ。
だから「いい加減にしろよ!医者のおまえが体調壊したらどうする?!」と怒鳴ってしまった。
あれ?呼吸がおかしいな。熱でもあるのか?とおでこを触ろうとしたら、払いのけて後ずさりし始めた。

「ハアハアハアハア やめて…ハアハア 離して…」

その時、誰かが入ってきた。
「サツキ!どうした!」
その人は俺を見て、「その手を離せ!!!!!」と言った。

えっ?

「その手を離せ!」

俺は手を離した。

「サツキ?俺だ!大丈夫だ」とその人は言ったが部屋の隅に座り込んで怯えている。

「嫌…来ないで…ハアハアハアハア」
「サツキ?俺だ。おいで?」

その人はかがんで嫌がる彼女の背中をさすって「大丈夫。深呼吸。吸って… 吐いて…」と言っていた。

俺は訳が分からなかった。