~涼太SIDE Ⅱ~

俺はベッドにサツキを下ろそうとした。

でもサツキが俺の服を握っている。


涼太「サツキ?」

サツキ「ん…」

涼太「起きてるの?」

サツキ「ん…」

涼太「疲れてるでしょ?寝ていいよ。」

サツキ「…涼太は?」

涼太「俺は…俺も寝るよ?だから着替えさせて?」



サツキが手を離した。

仕事が残っていたけど、まあいいや…

さっと着替えてベッドに入った。

サツキは不安そうな目で俺を見つめていた。



涼太「どうしたの?おいで?」

サツキ「…ううん。」

涼太「どうした?不安?」

サツキ「ううん…」

涼太「大丈夫だよ?いなくならない。おいで?」

サツキ (抱きつく)

涼太「よしよし」(ナデナデ)

サツキ「温かい…」

涼太「寝よっか?」



サツキは俺の胸に顔をうずめてグリグリしてた。

可愛すぎるだろ…

サツキはいつも温かい…って言う。

人の温もりを知らなかったんだな…

俺が教えてやるよ…

ずっと一緒にいような…

俺はサツキを強く抱き締め、眠りについた。