ずっとそばにいる。


~サツキSIDE~

ん?あれ? ここは病院だよね?

ああああああ!!!!! 過呼吸になって…

そういえば…

横を見ると…涼太がベッドに伏せて寝ていた。

ど…どうしよう?


涼太「ん…あっサツキ!」


どうして? 涼太だって分かってるのに… 怖い… 怖い…


サツキ「やめて…ハアハア…来ないで…」

涼太「サツキ…ごめん…怖がらせて… でもな?俺はサツキといれればいいんだ。幸せなんだよ?今。だから絶対…私なんてって言うな? 俺はサツキだけを愛してる。」

サツキ「グスッ…うう…うわーん…(泣)」(抱きつく)

涼太「ごめんな…ごめんな…すぐ気づいてあげられなくて…」(ナデナデ)

サツキ「うう…(泣)涼太…でも私…涼太のお父さんとかお母さんに…」

涼太「今すぐ会いに行かなくてもいいよ?でも親にはちゃんと俺から伝えるからな?」

サツキ「ううん。グスッ…ちゃんと挨拶…しに行くよ?グスッ…変わらないと…こんな私…嫌い…」

涼太「そうか?無理しなくていいからな?」

サツキ「うん…グスッ…」

涼太「ずっと一緒にいるから。」(ナデナデ)

サツキ「涼太…ごめんね…こんなんで…」

涼太「怒るぞ?(笑)そんなことないよ?サツキに出会えて俺はスゲー幸せだから。」

サツキ「うう…涼太…グスッ…私もだよ…」

涼太「よしよし。ずっと一緒にいような?」

サツキ「うん。グスッ…」

涼太「気分はどう?」

サツキ「もう大丈夫。」

涼太「あとさ?サツキ…意識飛ばす前に…もう死にたい…って言ってたけど…昔のことだよな?」

サツキ「…うん…」

涼太「そっか… 」

サツキ「ご…ごめん…ホント…忘れて?」

涼太「大丈夫。今は思ってないよな?」

サツキ「うん…でも…ちょっと思ったかも…」

涼太「そっか…どうして?」

サツキ「・・・」

涼太「ん?」(ナデナデ)

サツキ「・・・」

涼太「言いたくないか…」

サツキ「うう…ううう…(泣)」

涼太「大丈夫。泣かなくていいよ?」(ナデナデ)

サツキ「私なんか…私なんか…一緒にいても…涼太は幸せになれない…と思った…涼太が大好きだから…幸せになってほしかったから…別れよ…って言おうと思った…」

涼太「そっか…サツキ?よく聞いて? 不安になったときは…全部言っていいから…でも絶対俺はサツキと一緒にいるから。同情なんかじゃない。俺はサツキと一緒にいるときが一番…幸せなんだ。」

サツキ「うう…うう…本当?」

涼太「言ってなかったけど…一応、俺…寄ってくる女全員振って…男友達からは大の女嫌いだと思われてたんだぞ?」

サツキ「そうなの?(笑)」

涼太「サツキの今の笑顔…今までで一番可愛かった… 」

サツキ「嬉しかったんだもん…」


コンコン♪

智「入るぞ?」

涼太「どうぞ。」

智「サツキ起きたな。気分はどう?」

サツキ「大丈夫です。ご迷惑おかけしました。」

智「大丈夫。それより…結構不安定だな…」

涼太「ああ。」

智「サツキ?最近気になることないか?」

サツキ「え?」

智「涼太と話してて思ったんだけど…結構不安定だなと思って…」

サツキ「…大丈夫です。いろいろあったけど…」

涼太「いつも薬飲んでるだろ?あれ何の薬?」

サツキ「ええと…めまい…とか?」

涼太「それだけ?」

サツキ「・・・」

涼太「サツキ?黙ってちゃ分かんないの。」

智「やめろ。」

サツキ「・・・」

智「サツキ?言いたくないか?」

サツキ「・・・精神安定剤」

涼太「やっぱり…何で隠してたの?」

智「涼太ストップ。」

涼太「はあ~頼れって言ってるのに…」

サツキ「ご…ごめんなさい…ごめんなさい…」

智「サツキ?大丈夫。大丈夫だよ?」

サツキ「ごめんなさい…ごめんなさい…」

涼太「そ…俺…そんなつもりじゃ…」

智「大丈夫だよ?落ち着いて?」

サツキ「ごめんなさい…」

智「不安だった?」

サツキ「ごめんなさい…」

涼太「ごめんなサツキ…」

サツキ「ごめんなさい…ごめんなさい…」

智「俺出てるわ。」

涼太「ああ。悪いな…」

智「いや…なんかあったら呼べよ?」

涼太「ああ。」


涼太「サツキ?」

サツキ「ごめんなさい…ごめんなさい…嫌いにならないで…」

涼太「サツキ…ごめんな…」(抱き締める)

サツキ「嫌いにならないで…」

涼太「大丈夫だよ?嫌いになんかならないよ?」

サツキ「嫌…嫌…」

涼太「サツキ?大丈夫。大好きだから。」

サツキ「嫌…一人…嫌…」

涼太「大丈夫。一人じゃないよ。ずっと一緒にいるから。」

サツキ「…ホント? 今ならまだ…」

涼太「俺がずっと一緒にいたいんだよ。サツキがよければだけど…」

サツキ「ん…涼太…好き…」

涼太「俺もだよ…」(キス)

サツキ「んん…ん…んんん…ハアハア…んん… 涼太…」

涼太「ずっと不安だったんだな…俺に言ってほしかったな…」

サツキ「ごめんなさい…」

涼太「今度からはちゃんと言ってな?」

サツキ「うん… 保証はできないけど…」

涼太「なんにもできないかもしれないけど、そばにいることはできるからさ?」

サツキ「うん…」