ずっとそばにいる。


~サツキSIDE~

ショッピングセンターに入ると、たくさんのカップルがいた。

みんな手を繋いでいる。

女の子は、男の子の腕につかまって引っ張ったり…「ねえ買って~」とねだっていたり…

男の子は、嬉しそう。

こういうのが嬉しいのかな?


サツキ「ね…ねえ。」

未菜「どうしたの?」

サツキ「男ってああゆうことされると嬉しいの?」

由紀「…ん~ どうだろ… まあどっちかというとそうなのかな?」

未菜「男の子は、か弱い女の子見ると守ってあげたくなるの。そういうことじゃない?」

サツキ「ふ~ん… 二人はああゆうことするの?」

由紀「ストレートだね… まあ…しないことはないかな…」

未菜「サツキは?」

サツキ「しない。」

由紀「即答…」

サツキ「やっぱり…ああゆう子の方がいいんだよね…」

未菜「…あっ!ここの店よく行くんだよ!」



その後も、たくさん楽しそうなカップルを見た。

涼太も嫌なんだろうな… こんな冷めててかわいくない私なんて…



ほとんど二人に決めてもらって、結局ボールペンとかそういうものになった。

ネクタイとかもいいよって教えてくれたけど、涼太は救命医。二人の彼氏みたいにスーツに白衣を着ることなんて滅多にない。

それに涼太の趣味とか好みとか知らないから、何も買えなかった。

私って最低だ…



未菜「由紀?」

由紀「ヒュー…ゲホゲホ…」

未菜「サツキ!」

サツキ「えっ?あっ、どうしたの?」

未菜「発作!」

サツキ「落ち着いて。由紀ちゃん吸入は?」

由紀「ゲホゲホゲホゲホ… これ…」

サツキ「深呼吸。はい吸って!」

由紀「ゲホゲホ…スーゲホゲホ…」



10分ぐらいで落ち着いた。

気づけなかった… 医者なのに… 最低だ…

バカだ…


未菜「サツキ!どうしたの?さっきからずっとボ~っとしてるよ?」

サツキ「ごめんね?気づけなくて…」

未菜「大丈夫?」

由紀「うん…」

未菜「もう帰ろっか?」

由紀「そうだね…」



エレベーターで別れた。

明るく振る舞わなきゃ… 楽しかったよって…


サツキ「ただいま!」

涼太「.お帰り~!欲しいもの買えた?」

サツキ「うん!すごく楽しかった!」

涼太「そっか。良かったな!」

サツキ「うん!」

涼太「体調は?」

サツキ「大丈夫!」

(沈黙)


えっ?まさか感ずかれた?

チラッと涼太の方を見るとガン見されてた。


サツキ「ど…どうしたの?」

涼太「サツキ?なんか我慢してる?」

サツキ「えっ?そんなことない!! 何で?」

涼太「なんかそんな感じがする。」

サツキ「気のせいだって!」

涼太「そうか?」

サツキ「それより昼御飯どうする?なんか作ろうか?」

涼太「ああ。」

サツキ「何がいい?」

涼太「サツキは?」

サツキ「私じゃなくて!」

涼太「う~ん… サツキの作るご飯はみんな美味しいもんな…」

サツキ「じゃあ…好きな食べ物は?」

涼太「ハンバーグとか?」

サツキ「じゃあ買い物行ってくるね!」

涼太「ねえ…何焦ってるの?」

サツキ「え… もうお腹ペコペコなの!早く食べたいな~なんて…」

涼太「そっか。じゃあ一緒に行こ?」

サツキ「いいよ!私が行ってくる!」

涼太「俺が行きたいの。」

サツキ「…分かった。」