ずっとそばにいる。


~涼太SIDE~

サツキ「ん…いや…んん…」

仕事をしているとサツキの苦しそうな声が聞こえてきた。

あれ?うなされてる?

様子を見に行くと、汗ビッショリだった。 辛そうな顔をしている。

涼太「サツキ?」

サツキ「ん…」

涼太「どうした?どっか痛い?」

サツキ「ううん。」

涼太「汗かいたね…一回起きよう?」

サツキ「ん。」

涼太「着替えよっか。服持ってくるから待ってて。」


俺はサツキの部屋に服を取りに行った。

なるべく緩くて柔らかい服を選んで戻った。


涼太「はい、持ってきたよ?」

サツキ「ありがとう…」

涼太「起きよっか?」


俺はサツキの腰に手を回して起こした。
まだ支えていないとフニャリとベッドに戻ってしまいそうだ…


涼太「おっと… まだだるい?」

サツキ「ん~」

涼太「ひとまず体冷えちゃうから着替えよっか?前開けるよ?」


俺はサツキの服を脱がして着替えさせた。

サツキ「あ…ありがとう…」

涼太「どういたしまして! 水飲んだ方がいいな… 一回起きよう?」

サツキ「うん…」


俺はサツキを姫抱きにしてリビングに行った。

いつも以上に軽いなあ…

ソファーの上に座らせた。


涼太「ミネラルウォーター持ってくるから。」


冷蔵庫からミネラルウォーターを出した。


涼太「はい。」

サツキ「ありがとう…」


開けて少しは飲んだけど… あんまり飲んでない。


サツキ「ありがとう。」

涼太「もうちょっと飲んで?」

サツキ「もう飲めない…」

涼太「ん~ たくさん汗かいたじゃん?もっと飲まないと!」

サツキ「…」

涼太「どした?気持ち悪い?」

サツキ「…」

涼太「そっか… 頑張って飲んだな!」(ナデナデ)

サツキ「ごめん…」

涼太「何で謝るの?」

サツキ「迷惑かけて…」

涼太「そんなの気にしないの! こうやって看病できるのも俺だけだしね?」

サツキ「…」

涼太「でも点滴した方がいいか… 兄貴のところにあるかもしれない…聞いてみるわ。」


プルルルル プルルルル♪

祐介「もしもし?」

涼太「俺。サツキがさあ熱出してるんだけど、気持ち悪くて水分摂れないんだよ…」

祐介「さっき智から聞いた。結構ひどいな…」

涼太「ああ。支えていないとダメだ。」

祐介「あ 今家に点滴あるぞ?」

涼太「まじ?良かった…」

祐介「すぐ持ってく。」


5分後…

祐介「俺だけど…」

涼太「入って!」

祐介「ほい。」

涼太「サンキュー」

祐介「サツキ…結構ひどいな…」

サツキ「大丈夫ですよ?」

涼太「インフルではなさそうだから安心だけどな。」

祐介「そうか… 未菜待ってるから帰るな?サツキお大事に!」

サツキ「ありがとうございます…」

涼太「ベッド行こうか?」


またサツキを抱いてベッドに連れていった。


涼太「点滴するよ?」

サツキ「うん…」

涼太 (プス)「はいOK。」

サツキ「うまいね…」

涼太「そうか?良かった…」


俺は液を落とす速さを調節して、サツキに布団をかけた。

あれ?

サツキが俺の服のはしっこを掴んでる。


涼太「どうした?」

サツキ「…ないで…」

涼太「ん?」


俺はしゃがんでサツキを見た。



サツキ「行かないで…?」


悲しそうな…何かを強く訴えているいるような気がした。
と同時に俺をそういう風に見てくれるようになったのが嬉しかった。


涼太「大丈夫。どこにも行かないよ?俺も寝よっかな?」 (ナデナデ)

サツキ「…」

涼太「電気消してくるね?」


俺は電気を消して、サツキの横に入った。


サツキ「仕事は?」

涼太「終わったよ。あと俺明日休みもらったから、明日はゆっくり休もうな?」

サツキ「ありがとう…」

涼太「どういたしまして。 サツキおいで?」

サツキ (抱きつく)

涼太「よしよし…」(ナデナデ)

サツキ「涼太…」

涼太「ん?」

サツキ「…」

涼太「サツキ大好きだよ?」(チュッ)


俺はサツキの頬にキスをした。

さすがに病人は手加減しないとな…

にしてもサツキ顔真っ赤!

かわいい…


涼太「サツキ…早く元気になれよ?」

サツキ「うん… 涼太…ありがとう。いつも苦しい時に助けてくれて…」

涼太「好きな人を助けたいと思うのは当然だろ?」

サツキ「うん… 涼太…大好き…」


くっそ… やめろ! 俺の理性が…!!

真っ赤な顔をして上目遣いで言われたら…


涼太「俺もだよ? てかさあ…サツキ?それってわざとやってる?」

サツキ「何が?」

涼太「さっぱりって感じだな…」

サツキ「だから何が?」

涼太「何でもない。」

サツキ「私…変なことした?」

涼太「いや… 超かわいい…」

サツキ「え?」

涼太「まあいいや。」

サツキ「何?教えて!」

涼太「上目遣い。」

サツキ「上目遣い?何それ?」

涼太「知らなくていいよ。知ったらサツキやってくれなくなるから。」

サツキ「…まあいいや。興味ないし。」

涼太「サツキってツンデレ?」

サツキ「ツンデレって何?」

涼太「ハハハ(笑)知らないか…」

サツキ「だから何かって聞いてるじゃん!」

涼太「いつもツンツンしてるけど時々デレって甘えたりすること。」

サツキ「甘えてなんか…」

涼太「ないな… 」

サツキ「え?」

涼太「サツキは甘えたりしないな… 何でも自分で解決できちゃう系だもんね。」

サツキ「何でもって…」

涼太「もう疲れてるでしょ?寝よ?」

サツキ「うん…」