ずっとそばにいる。


裕翔「サツキ?」

涼太「すみません…ちょっと診てもらいたくて…」

裕翔「俺?いいけど… じゃあここ入って!」

サツキ「うう…」

裕翔「ベッドに下ろして?」

涼太「あ、はい。俺は出てますね?」

裕翔「ああ。」

涼太は診察室を出ていった。


裕翔「サツキどうしたの?」

サツキ「お腹…」

裕翔「お腹痛い?」

サツキ (コクン)

裕翔「服捲るよ?」

サツキ (コクン)

裕翔「サツキ?これどうしたの?」

サツキ「蹴られた…」

裕翔「親?」

サツキ「違う…」

裕翔「そうか…後で聞くから、先に診察するな?」

サツキ (コクン)

裕翔 (聴診器を当てる)「どこが痛い?」

サツキ「ここ…」

裕翔「鈍い痛み?」

サツキ (コクン)

裕翔「エコーしよう。誰か~エコー持ってきて!!」

看護師「はい!」

裕翔「ジェル塗るよ?」(ジェルを塗ってエコーを当てる)
「よく我慢したな…はい、終わり!」

サツキ「どうでした?」

裕翔「内臓までは行ってなかったけど…痛かっただろ?」

サツキ (コクン)

裕翔「よく我慢したな!!」(ナデナデ)
「で…今話せる?」

サツキ「うん。」

裕翔「涼太君にも一緒に話そ?」

サツキ「え…」

裕翔「嫌?」

サツキ「っていうか…何で裕翔先生、森下先生に私のこと話したんですか?」

裕翔「サツキのこと本気で考えてたから。」

サツキ「そんな訳…」

裕翔「本当だよ?ベタ惚れだもん♪」

サツキ「そんな訳ないです!」

裕翔「まだ決めつけるのは早いだろ?サツキが大変な時、助けてくれただろ?」

サツキ「それは…」

裕翔「大丈夫だ。誰もがみんなアイツみたいじゃない。」

サツキ「…そうなのかな?」

裕翔「大丈夫だ。きっと…」

サツキ「でもね…裕翔先生以外にこんなにしつこい人、初めてだったんだ…」

裕翔「そうか…」(ナデナデ)

サツキ「…これ…ナースに蹴られたんです…森下先生のファン?みたいな人たちの…」

裕翔「そうか…涼太君かっこいいもんな?」

サツキ「お陰で…こんなんに…」

裕翔「怖かっただろ?」

サツキ「・・・ 泣きそうだ… もうやめて…」

裕翔「よしよし (ナデナデ) 泣いてもいいんんだぞ?きっと泣かないけど…」

サツキ「泣いたら負け。殴られても蹴られても泣かなければ負けない。」

裕翔「強いなあ…サツキは… でも、時々吐き出さないと苦しいだろ?きっと涼太君は聞いてくれるぞ?」

サツキ「そうかな?」

裕翔「ああ。どうする?このこと自分で言える?」

サツキ「言わなくていい。私が悪いの。いつもならあんな人たちに負けないのに…パニックになって…」

裕翔「そうじゃない。涼太君には俺から言うから…」

サツキ「いいです!!!」

裕翔「サツキはよくても、涼太君がかわいそうだ。」

サツキ「何でよ?私の問題でしょ?!」

裕翔「サツキ?落ち着いて? 涼太君はサツキが大好きなんだと思うよ?守りたいってきっと思ってる。きっと分かる日が来るよ。」

サツキ「分かんないよ…きっと都合が悪くなれば離れてく…」

裕翔「サツキ?その考え方やめろ?」

サツキ「みんなそうだったもん!」

裕翔「俺も?」

サツキ「…裕翔先生以外…」

裕翔「涼太君がどういう反応するか見てみればいい。」

サツキ「うん… でも…もう私…信じてる人が離れていくの嫌…」

裕翔「大丈夫だ。」(ナデナデ)

サツキ「もう…訳分かんないよ…」

裕翔「それでいい。きっと涼太君が分かるようにしてくれるから。彼を信じてみろ?」(ナデナデ)

サツキ「まだ無理かも…」

裕翔「そうか…俺から話すから、外出てるか?」

サツキ「うん…」

裕翔「じゃあ涼太君、入って。」