~サツキSIDE~
私は正直嬉しかった。
何でだろ?抱き締められると温かくて、なぜか泣きそうになる。必死に我慢した。
何で私なんかを好きになってくれたのか、分からなかった。
だけど… あんな風に言ってもらったのは初めてで、嬉しかった。
でも… まだ信じられない。
どうせみんな本当に助けてほしいときに助けてくれない。信じられるのは自分だけだって。
私、どうなっちゃうんだろう?
はいぃ?!敬語やめろ?名前で呼べ?
無理無理無理!!!! あのナースたちに睨まれるに決まってんじゃん!!!
面倒なことに巻き込まれたくないんだよ!
「俺が守るから。」
信じちゃいけないのに、期待している自分がいた。
これから自分の身に降りかかることをまだ知らなかった。

