先生は話を聞いてくれなかった。




『被害者はこっちだ』

そう叫んだ






だが、心のSOSは届かなかった










「それは…花音さんが悪いんじゃないかな」


一瞬耳を疑った



「ぇ…。」
小さく漏れた声は先生には聞こえなかった


「人間誰でも勘違いはあるよ、仕方がないことだし。それにたとえそれをしても君には友達が居るじゃないか」





あぁ、まただめだった…