「あーそう。子どもの丸つけしただけで子どもの気持ち分かるはずないでしょ。 アンタ本当馬鹿ね」 もうそんなこと言わなくてもいいじゃないか。 私は子どもはたかがプリントでも何か伝えたい気持ちがあると思うだよね。 「波、今日気分転換しない?」 自分の机に戻り、引き出しから何かを取り出す音がした。 私は、望の方を向いて、望の話を待っていた。 「ここ今人気の美容室何だけどどう?」