【完】あんな美容師に騙されない!


「あんたたち、なにしてんの!」

ベニは、いきなり大きい声を出して男の子集合に言った。

いじめている男の子達はこちらは見て、ギョッと目を丸くして驚いていた。

「おばあさん、なんだよ」
その集団のリーダ格と思われる男の子が最初に声を発した。

「なんで、その子いじめてんの」

ベニは、難しい顔で男の子達を見た。

「おばあさんには関係ないじゃん」

確かに関係ない。
でも、そんなことはない。

「…….そうだね。関係ないね。でもね、その男の子が、悲しい顔してんのが分からないの?」

「……はあん。なにがわかんだよ。おばさん。俺たち、付き合い長いんだぜ」

その男の子たちは、体格がギッシリとしているからか高校生と思われる。

「……付き合いとかは、関係ないじゃないじゃないかな? 」

ベニは腕を組んで男の子たちを見ていた。

俺はその行為がハラハラして、心配でならなかった。