なんだよ、俺が入るすきなんてなかったのか。
はあー、もういいや。
「そっか。いやーさ、旭がさ、ベニのことどう思ってんのかって気になってたみたいだから。俺が代わりに聞いてくれって頼まれたんだよ。ごめんね。昼休みに呼び出して」
ベニは、え? どういうこと? と俺の言ったことが理解出来ないらしい。
俺はズボンに携帯が入っていたのを左手で掴んで、携帯を開いて旭に電話をした。
ベニは俺の言動が頭の回転がついていけず、どこに電話してんのと俺に言っていた。
だが、ベニを無視して、旭に電話した。
プルプル プルプル
「旭か。今、どこにいる? え? 売店。
じゃあ、買ったら屋上に来てくれ」
な、なんでだよという電話越しの旭を無視して、俺は電話を切った。
「誰に電話にしたの?」
ベニは、心配そうに俺に聞いてきた。
「……すぐ、来るから。その人はベニに言いたいことあるんだとよ」


