「はあ?
人見たからって吐き気する?
大丈夫か?
まあ、いいや。
私が波のタイプを選んであげるから」
「ありがとう。
ちゃんと私の理想のタイプ選んでよね」
「オッケー、任せて」
私はそう言い望に任せて、待合室に行き椅子に座り、鞄をロッカーに入れていた。
望も、美容師を選んだのか待合室に行き
椅子に座り鞄をロッカーに入れていた。
私は「どうだった?」と望に聞いた。
「ばっちりよ。
波にふさわしい美容師の人選んでおいたから、顔だけじゃなく美容師としての腕もね」
望は笑顔でそう言った。
「 本当?私のタイプにあった人よね」
「勿論。アタシのタイプもきちんと選んだから」
望は、待合室にある雑誌Gnoを取りに行き、読み出した。

