「じゃあ樹里、あんた今日いくらもってきてる?」



美華ちゃんの顔があまりにも怖くて、一瞬かつ上げされている気分になった。



「1万7千円ぐらいかなっ」


「じゃあ、お仕置きとして今日そのお金、全て使い切る」



「え・・・え!!美華ちゃん!今日はまだ4月の半ばだよ!中学生にとって1万は、 ばくだいな金額だよ!!」


「しってるわよ・・・だからお仕置きなんじゃない・・・まぁ、約束を忘れるのが 悪いわ」


「・・・ゔ!」