大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。


クスクス笑いながら出来なかった食器を片付け後に掃除機をかける。

広いリビングだから掃除をするのも大変。
昔は、使用人に頼んでたからなぁ~そんな事を思っていると固定電話の方が鳴る。

「あら、誰かしら?」
不思議に思いながら電話に出る。

「はい。山城でございます」

『あ、俺だが。悪いが俺の部屋のデスクに置いてある書類を至急に会社に持って来てくれ』

「えぇっ!?
今から…そんな急に言われても」

『いいから持って来い。至急だぞ!』
そう言うと一方的に電話を切られた。

ちょっと勝手に言って切るんじゃないわよ!?
なんて勝手な奴なの…。

朝なんて少し寝坊しただけで嫌味まで言ってきたくせに
今度は、サッサと書類を持って来いって…命令するなんて

「私は、家政婦か!?」
ムカついて電話の受話器を乱暴に切る。