「やれやれ…やな。
美桜ちゃん前までは、1番しっかりしてたんやけどなぁ~?」
すみれの言葉に首を頷く。
「本当…何でも興味を持つのに何故か私と離れたがらないのよねぇ~」
このまま成長して大丈夫なのかしら?
小学生になったら不登校にならないか心配だわ。
そうすると彩美が
「そう言えば、梨花さん。鈴原先生に何を頂いたんです?チラシみたいだったみたいですが…」
「えっ?あぁ、これ…」
受け取ったチラシを見てみるとお遊戯会と幼稚園バザーのお知らせだった。
「へぇ~お遊戯会か~ウチらの子。何をやるんやろ?」
「あ、幼稚園バザーって毎年人気らしいですよ。
1人ならいくつも出品しても可能ですって…どうします?」
彩美がバザーの事で言ってきた。
「バザーねぇ~」
それなら小さくなったお気に入り服とかでもダメかしら
「梨花なら小さくなった手作りの服とかでええんちゃう?」
すみれも同じ事を考えていたらしい。
「あ、いいですねぇ~それ以外にも新しい服とか喜ばれるかもしれませんよ?
梨花さんの作る服凄く可愛いし」
彩美がそう言った。
「そぉ…?」
それも悪くないわね。作るのは、大変だけど…喜んでくれるなら作りがいがありそうね。



