大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。


「……まぁな。
託児所の手伝いをしていたし」

「…そうだったわね。あなた意外と子供受け良かったものね。
ほら、覚えてる?」

「昔…香澄ちゃんが泣いてもあなたがあやすとすぐに泣き止むの。
そうしたら香澄ちゃんあなたを離さなくて大変で」
懐かしそうに話すお義母様。

「…あぁ、そんな事があったな。
甘えん坊で手がかかった」
アイツも懐かしそうに言う。

微かに笑った。
お義母様と会話が出来ている。
とてもいい方向だ。
「きゃう~」
香月が反応をすると
美桜が
「おじちゃんニコニコよ~かじゅもニコニコ」
笑顔で言いきた。
美桜!?
突然の言葉に驚いてしまう。

「こら、美桜
余計な事を言わ…」

「おじちゃん…かじゅのパパよ!
でも、美桜のパパにもにゃったのよ」

「ばあばは、おじちゃんのママ…いっちょね」
被せるように笑顔で言ってきた。

「美桜…」
驚くアイツ。
私も驚いてしまう。

「…そうね。
美桜にとって直輝は、パパなのよね」
お義母様がそう言ってきた。