そうしたら
クスクスと笑い出すお義母様。
(あ、笑ってる)
「あ、ごめんなさい。仲良さそうだったから…つい」
また、笑っていた。
「笑うなよ…」
ムスッとして横を向くアイツ。
だが明らかに照れているのか分かった。
「もしかして照れてるの?あんた」
「うるさい」
そう言われるが、やっぱり照れてるじゃない。頬が赤いし
「さぁ、お茶にしましょうね」
ある程度笑うとお義母様は、お茶を淹れに行ってしまう。
「お義母様。
私も手伝います」
私も手伝うことにした。
お茶を淹れるとクッキーを用意してテーブルに置く。
アイツは、香月を抱き上げていた。
香月には、ほ乳瓶にお茶を入れて渡すとアイツが飲ましていた。
「うくっ…うくっ…」
美味しそうに飲む香月。
それを優しい表情をしながら見ていた。
「…あら。
相変わらず手つきがいいわね…直輝」
お義母様がアイツを見ながら呟く。



