「…ショックのあまり心が病んでしまい今は、自宅で
療養中だ!」
療養中……?
断ったから、そのショックで心が病んだと言うの!?
私は、衝撃を受けてるとアイツも驚いたように
「それは、本当なのか?」と聞き返していた。
「あぁ、本当だ。私とリナは、幼なじでね。
よく、君の話も聞かされてたよ。まぁ、君は…忘れていても仕方がないが、会ってもパーティーぐらいだしな。」
「それでもリナは、お前を一目惚れして婚約までしたいと思っていた。それだけじゃない。
お前は、何とも思ってないからって納得せずに電話したアイツに向かって一言が原因だ」
『あんたは、俺が好きなんじゃない。俺は、嘘をつく女は、嫌いだ!』
「そう言われ深く傷つけた。恋愛を否定をされてな?
だから気になった。どんな奴なのだろうとか、一代でここまで築き上げた男が愛したレディは、どんな人かなって…」
そう言いながら私達を見つめるアンナさん。
真剣な目を見たら本気で言ってるのだと思った。
「……。」
私は、色々考えて過ぎて反論する事が出来なかった。
するとアイツは、
「そんなの半分言いがかりじゃないか!?
確かに…俺は、彼女をフッた。だが、望まない恋愛をお互いしたって仕方がない事だ。
恨むなら、俺だけを恨めばいい話だろ?」
お互いに望まない…恋愛?
彼女は、あなたが好きだから病になったんじゃないの?
私は、訳が分からずに2人を見つめる。



