個人的に…?
アイツとアンナさんに何かあるって言うの?
あれ?でも相手は、2回しか会った事ないって言っていたのに
不安になっていく。
すると私の様子に気づいたアンナさんが、
「心配するな。君が心配するような仲がじゃない。
むしろライバルとでも言うべきかな…?」
「えっ……?」
そうしたらアイツが私の前に現れた。
「おい。妻と子供達を返して貰うぞ!」
バンッとテーブルを叩きつけながら言ってきた。
な、何でアイツがここに居るのよ!?
「おや?ずいぶんと早いお着きだねぇ~ミスター.直輝」
ニヤリと笑みをこぼすアンナさん。
「どう言うつもりだ?いくら取引先だからって、場合によったら容赦はしない」
ギロッとアンナさんを睨み付けるアイツ。
だけど
「フフッ…まぁ、そんなに怒るなよ。
座るといい。私は、君に試したいだけさ」
「はぁッ?どう言う意味だよ?」
「とにかく、座りといい。ワインは、飲むか?」
クスクスと勿体つけた笑い方をする。
一体何があると言うの?
「勿体ぶった言い方をするな。
用が無いのなら連れて帰る」



