そうすると豪快に笑いだすアンナさん。
「フフッ…いいじゃないか。女だからといって舐めて貰っても困る。それに…少し試したい」
「えっ……?」
どう言う意味だろうか?
アンナさんは、一体何を考えているのだろうか。
すると美桜が私にしがみついてくる。
「ママ。美桜お腹空いたのよ~」
「美桜…ちょっと待っててね」
なだめてるとアンナさんは、ニコッと微笑む。
「それは、悪かった。
今すぐにディナーにするとしよう」
そう言い先に行ってしまう。
「待って待って。美桜もいっちょに行く~」
美桜までもが、駆け出して行ってしまった。って…
「ちょっと待って!?」
慌てて私も2人を追いかけた。
何だかよく分からない上にアンナさんに振り回されっぱなしだ。
どうなっちゃうの?私。
高級ホテルの中にあるレストラン。
夜景もとても綺麗で料理も美味しい。
だが、何だか不思議な雰囲気の組み合わせだった。
アンナさんは、気にする事なくワインを飲んでいた。
「どうしたんだ?私の顔ばかり見て…何かついているのかな?」
こちらを見てニコッと微笑む。
ワインを飲む姿も様になってカッコいいけど…
「あの…アンナさんは、どうしてそこまでアイツ…夫に挑発的になるのですか?」
私には、アイツをからかってるようにも見えたが、それにしても挑発的だわ?
「う…ん。まぁ、個人的に君の旦那とちょっとね」
不敵な笑みをこぼすアンナさん。



