大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。


「彩美……」
あなた…それで、いいの!?

すると機嫌を良くするアンナさん。
「ミス.彩美は、話の分かるレディだねぇ~気に入ったよ。いいねぇ~君達もどうだい?
ミス.梨花。ミス.すみれ」

どうだいって……そう言われても

「なぁ、アンナさん。それよりホンマに仕事だけなん?来た理由…別に目的があるとちゃう?」
すみれが、苦笑いするも怪しむように尋ねてくる。

するとキッパリと
「フフッ……意外と鋭いな。ミス.すみれ
確かに仕事のためだけに来た訳じゃない」
そう言って否定するアンナさん。

えっ?

どう言う意味なの……?
仕事のためだけじゃないって

「フフッ…私は、君…ミス.梨花に非常に興味を持ってな。
あんな短い期間じゃ何も伝わらない。なら、もっと仲良くなるために行動を起こしたまでだ」
そう言い切るアンナさん。

わ、私が目的!?

こんなに男前で素敵な女性に仲良くなりたいと言われ本来なら、光栄な事だ。
嬉しいはず……。

だが、女好きと言われてるだけに…
動揺してしまった。
どう返事をしたらいいのだろうか?

「何…急に言われたから動揺するのも分かるが別に
取って食べたりしないよ。
私は、面白いものや可憐なものが好きなだけだ」
そう言って豪快に笑う。