「彩美……」
あなた…それで、いいの!?
すると機嫌を良くするアンナさん。
「ミス.彩美は、話の分かるレディだねぇ~気に入ったよ。いいねぇ~君達もどうだい?
ミス.梨花。ミス.すみれ」
どうだいって……そう言われても
「なぁ、アンナさん。それよりホンマに仕事だけなん?来た理由…別に目的があるとちゃう?」
すみれが、苦笑いするも怪しむように尋ねてくる。
するとキッパリと
「フフッ……意外と鋭いな。ミス.すみれ
確かに仕事のためだけに来た訳じゃない」
そう言って否定するアンナさん。
えっ?
どう言う意味なの……?
仕事のためだけじゃないって
「フフッ…私は、君…ミス.梨花に非常に興味を持ってな。
あんな短い期間じゃ何も伝わらない。なら、もっと仲良くなるために行動を起こしたまでだ」
そう言い切るアンナさん。
わ、私が目的!?
こんなに男前で素敵な女性に仲良くなりたいと言われ本来なら、光栄な事だ。
嬉しいはず……。
だが、女好きと言われてるだけに…
動揺してしまった。
どう返事をしたらいいのだろうか?
「何…急に言われたから動揺するのも分かるが別に
取って食べたりしないよ。
私は、面白いものや可憐なものが好きなだけだ」
そう言って豪快に笑う。



