あっと言う間に出来上がる。
「凄い…もう出来ちゃった」
さすが慣れてるだけは、あるわね。
感心しているとアイツが
「終わったんならサッサと寝ろ。
明日も早いんだぞ」
そう言いサッサとリビングに出てしまう。
「う、うん。」
パソコンを慌てて片付ける私。
道具をしまうと歯磨きとお手洗いを済ませて部屋に戻ろうとした。
チラッとアイツの居る部屋を見る。
うっすらと隙間から光りが見えた。
「……。」
部屋に入り美桜と香月の布団をかけ直すとアイツの部屋に行った。
ガチャッ
ドアを開けるとアイツは、ベッドの上で資料を見ていた。
「何だ?」
「今日は、一緒に寝てもいい?」
思い切って尋ねてみる。
「はぁっ?」
さすがに驚いた表情をされる。
そんなに驚かなくても…
「何よ…嫌なの?」
一応夫婦なんだけど…



