「あ、ちょっと…」
「これをどうすればいいんだ?そのまま打ち込めばいいのか?」
「えっ?あ、うん。
そうだけど…」
そうしたら凄く早さでパソコンに打ち込むアイツ。
(す、凄い…)
さすが、社長なだけあってパソコンの技術もあったのね。
意外な特技を知った。
「えっと…ありがとう。手伝ってくれて…」
手伝ってくれたのだからお礼を言うのは、当然だ。
何だか言うには、照れてしまうけど…
「ふん。お前がとろいから仕方がなくだ!」
パソコンを打ちながらそんな事を言ってきた。
ムムッ
やっぱりこの男は、ツンデレだ!
なかなか素直な所を見せない。
手伝ってくれたりするくせに…可愛くないな。もう…
「素直に照れなさいよ…もう」
「うるせー」
そう言いながらどんどんパソコンに打ち込むアイツ。



