フフッ…まだ美桜には、意味が分からないかも知れないわね。
「梨花さん。
こちらのベビー布団は、どちらに置きましょう」
「えっと…そっちは…」
彩美にも指示を出したり大忙し。
こんなにバタバタしていて本当に本番も上手くやれるだろうか?
まだまだ不安が残る。やる事もたくさんあるし
えっと…
次は、リストを作って…それから
結局、夜遅くまで準備をした。
ガチャッ
「おい、まだ寝てないのか?」
アイツがリビングに入ってきた。
「あ、うん。
まだやりかけだから…」
これをやっておきたいし
「あんまり無理すると本番に倒れるぞ?お前…」
ムッ
「大丈夫よ。これぐらいで倒れないわよ!」
こう見ても丈夫なのよ…私。
「嘘つけ。
すぐに無茶するくせに…ほら、貸せ。
俺がやった方が早い」
そう言ってノートパソコンを取り上げられてしまう。



