「で?どこ行きたい?本屋?それとも静かなカフェ?」

流石と思うほうが良いのでしょうか…私の好きなところを把握してます…
彼氏だからでしょうか…

「えっと…どこでも、いいよ?」

「えぇ〜?雪はいつも我慢してるから、たまには甘えろよ!な?」

「別に…甘えなくても大丈夫なんですけど」
「あれ?雪ちゃん…と、来斗君?もしかして、デート?」

「えっ?あっ…花梨さん、こんにちは」

「また、敬語?親友だから敬語はいいのに」

「すみません」

「あはは、謝らなくてもいいのに」

「いつまでしゃべるの…?」

「これで長く喋ってるとか、流石奏斗だな」