遠回りの優しさ ~幼馴染みとの距離~



『佑月』という言葉に意識のないはずの
日和が、目を閉じたまま……




「ゆ……づ、き……ゆづ…き…佑月…」




と連呼している。…さっきもそうだった…



日和は、佑月に会いたがっている。



なのにどうして…佑月は、来ないんだ?



ガラガラ……がシャンっ!!



「通してください!!救急ですっ!!」



「3001号室、三島佑月さん…悪性腫瘍の
悪化で意識不明!…通して下さい!」




え……?…佑月……?