ジリリリリリ…! 目覚ましが鳴っても横に佑月は、いない…いつになっても来ない。 「おはよ…お母さん」 リビングで朝食を食べながらお母さんが、思い出したように言った。 「そう言えば…佑月くんのお家の前にこの間、救急車が来てねー」 え……?…佑月の家に救急車……!? 「お母さん!それいつ?…もしかして その日って学校行事の日!?」