生物と薬剤の勉強をしている先輩から、怪しげな薬を貰った。


先輩がいうには

『意識を保ったまま、仮死状態になる』


薬だそう。

実験が必要だと言って、大金と共に今日届いた

先輩は薬品会社の社長の息子だ。
このくらいの金なんてすぐに用意できるということだろう。


これだからブルジョアは嫌だ。


けれど、薬には興味があった。


脈が止まって、呼吸も止まって、瞳孔開いたいるのに意識はあるなんて!

こんなにおもしろい物はたぶんそうそうない。


俺はただ実験するのはもったいないと、友達にどっきりを仕掛けることにした。