僕は君と別れてからずっと
よりを戻す口実ばかり考えていて
そのためには君が不幸で僕が必ず君を幸せにするからだとか
自分のことばかりで。
「だから後悔してたーなんて言わないでよ。」
彼女のその言葉が僕を今までの後悔から開放してくれた気がしたんだ。
「あのね、私。来月結婚するんだ」
その言葉に耳をすんなり傾けられた。
きっと店にはいってきた時の僕には耳を塞いででも聞きたくない言葉だっただろう
「相手はね、あそこにいるの。見える?あの店長」
それはさっき彼女と楽しそうに話していたイケメンな店員だった。
店長だったのか
「優しいのか?」
「えぇ。優しいわ」
「一緒にいて楽しいか?」
「とっても。」
「君を怒ってくれるか?」
「怒ってくれるわ。私も怒り返すし」
そう言って彼女は幸せそうに笑った。
僕は、彼女のそういう存在になりたかったんだ

