古井食堂




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「好きなんだけど…その、付き合ってほしい…」


僕のその不格好な姿は
当時の精一杯の告白だった。


高校に入学してすぐ彼女に一目惚れをした。
この人しかいないと思った。
この人と僕は将来結婚するんだと何故か僕の心がそう言った。


「うん、お願いします」


彼女は笑顔で応えてくれた。
さっき見せてくれた笑顔よりはまだ少し幼いが充分綺麗だった。