あなたへのラブレター

最近は、お兄さんとも遊ぶようになり、よく、三人でいた。
だが、ある事件が起きた。

車にひかれそうになった子供を助けようとして、りゆうがひかれてしまったのだ。

私とりひとさんが病院に行ったときにはもうりゆうは天国に上っていた。

私は泣いた。ずっと泣いていた。
最愛の人をなくしたのだ。
りひとさんも私の側にいてくれた。
すると、りひとさんは

「あづき！顔、あげて....」

私が顔を上げると、私の顔をりひとさんが手で包み優しく涙を拭いてくれた。

「前、私には夢っていうのがなにかわからなくて、夢というものをもっていなかったって言ったよね？でも、りゆうと付き合い始めてからこう言った。『私にも、夢っていうのができた！私は、りゆうの奥さんになる！』って...」

「...うん。奥さんになって、りゆうを幸せにするって...」

「うん。...だけど、あづきは十分りゆうを幸せにしてくれた。りゆうのあんな笑顔、毎日見せてくれたのはあづきのおかげだよ。だから、次は俺があづきを幸せにする！もう、あづきを泣かせたりしない...あづきのこと...好きだよ。」

りひとはそういって、私に優しくキスをした。私は嬉しかった

「...うん！ありがとう！」

りゆう...天国で見守っていてください。絶対幸せになるよ。大好き。また、いつか会おうね。それまで、その笑顔忘れないようにしてね。