あなたへのラブレター

なんとか、三時限目までは持ちこたえたが、三時限目の体育はやはりきつかった。

「はぁ...はぁ...はぁ...きっつ...熱、上がってきたかも...」

バスケのボールを運んでいる最中だったのもあると思うが、体が重かった。

「はぁ...はぁ...もう..ダメ...」

     バタッ

ついに、私は倒れてしまった。

すると、体が持ち上がる感覚がした。
耳元で声が聞こえた気がした。

「バカ...!なにやってんだよ...」


起きると、そこは保健室だった。

「ん...ぅんん...」

起き上がると、隣にりゆうが寝ていた。
寝顔は、とてもかわいかった。

「ふっ...かっわいい...!りゆう、好きだよ...」

私は、なぜだか彼にキスをしてしまった。
りゆうは起きると、びっくりしたようにこっちを見て、保健室を出て行ってしまった。