とうちゃーく! 下駄箱に先輩はいないよね。 知ってるよ。 いっつもいないもん。 靴を履き替えて、ショックを受けながら前を向くと ゴンッ 『いったぁい』 誰かとぶつかって倒れた。 鼻痛い! おしり痛い! 「あ、ごめ…ん」 『ごめんなさ…い』 泰人先輩。 気まづいよね。 だって、前付き合ってたんだもん。 『あー、ごめんなさい! ほんまにごめんなさい! じゃあ、さよーなら!』 パッと立って その場から逃げ去った。 よかったのか悪かったのか。