あれから、私らは仲良く毎日をすごしていた。

変わったことそれは…
私らの絆が深くなったこと。
そして、私の足。

彩芽を運んだ時にくじいたでしょ。
くじいたと思ったら骨が折れてたんだ!

いやぁ、痛かったね!

「ごめんね。成羽。
私のせいで…」

『ううん。大丈夫だよ!
私の足腰が弱いから笑』

「ほんとにごめん!」

『大丈夫だって!
私を誰だと思ってる!
天才だぞ!』

「そーだね笑」


ほんとは松葉杖しなきゃいけないんだと思うけど
いや、実際しなきゃいけないんだけど

私はしないよ!
その分、彩芽が心配するし
そんなの使わなくても大丈夫だからね!


それから、彩芽とたわいない話をして

ふと外を見ると泰人先輩がいた。


『あ。』

「あ。」

彩芽も気づいたんだろうね。

「ちょっと、お腹痛いからトイレ行ってくるね!」

そー言って彩芽は出ていった。


「ねぇ!成羽!ちょっと来て!」

クラスメイトに呼ばれ、その子達と一緒に喋ってた。