『はぁはぁ。』

疲れた。

『あんなこと言うつもりじゃなかったのに』

ガラッ
突然ドアが空いてびっくりした

「成羽!!!」

『泰人先輩っ』

「大丈夫か?」

大丈夫なわけないじゃん。


『いい加減にしてください!
もう、そーやって私に関わるのやめてもえます?』

「ごめん…
でも、泣いてる子をほっとく訳にはいかないから」

ほらね。
こーゆー優しいところがあるから好きなんだよ。

『泣いてないし』

「泣いてんじゃん。」

『泣いてない。』

「泣いてる」

ずっとこの言い合いをしていつの間にか笑顔になっていた。

「もう、大丈夫みたいだな。
じゃあ、俺戻るわ。
じゃあな」

『ありがとうございました。』


先輩は出ていった。
静かになった保健室で私は1人眠りに落ちた