恐怖メール

    「え? 鈴菜……ちゃん?」
そう声を出した私に、ヒナちゃんは反応した。



  「鈴菜? ちょっとまってください。近づかないで」
ヒナちゃんはそう言うと、私の前に立った。
なんか、あるの……?







    「……催眠? 」
ヒナちゃんは、催眠の本を見ながら言った。鈴菜ちゃんの幽霊は未だに奇声を上げ続けている。
ちなみにその催眠の本はお兄さんの部屋から昔取ってきたものらしい。