恐怖メール

 今は、華夏なんて、どうでもよかった。


とにかく、逃げるのが先だった。どこから出てくるのか、どんな姿かもわからない、‘モノ’から――





   急に、意識が朦朧としてきた。

      そのまま私は、倒れ込んでしまった。