「え!? 憂!! 覚えてないのっ?沙奈だよ!! 」 「ごめん、彩桜。先生来たから切るね」 そう言って会話は終わった。 嘘でしょう?憂が、沙奈を覚えていないなんて。 私はこの時まだ、憂がふざけているのかと思っていた――