まだ一緒にいたかった。





「葉山さん、私が代わりに…。」


「いいよ。
あたしがいってくる。」


どんな人か、見極めないといけないもん。



男の子か…。
職員室に行くと、だるそうに壁にもたれかかっている、男の子をみつけた。


「君が、転校生…?」


「そっ、俺が転校生。
君が3年の中で1番賢い子?」


「そう、1番。
先生に、学校案内するよう言われたの。」