「えっ、永真?」 「行こ、紗梨。」 「うん。」 特進クラスの階には、普通クラスの子達は入れないから、女の子たちは立ち尽くしていた。 「いいの? さっき、チョコレートは好きだ、って。」 「チョコは好きだけど、紗梨以外からは、受け取るつもりないから。」 その言葉が、あたしは嬉しかった。 「そっか。」 「ああ。」